レザーについて
ビジネスレザーファクトリーのレザーは、イード(犠牲祭)や日々の生活で生み出された副産物を利用しています。
限りある資源の活用とともに、動物福祉への配慮も大切にしています。

納得のいく革づくり
一言に「革」と表現しても、奥深いのが革。
例えば、脱毛作業を行うための薬品に長時間つけると革はツルツルになりますが、漬けすぎてしまうと革の繊維がボロボロになって柔軟性の無い革に。
また、使用する薬品の配合量によっては、革質が変わってしまうこともあります。
革の厚み、柔らかさ、肌触り、革質など全てにおいて満足できる革作りを行うために、日本人スタッフも現地の革なめし工場に定期的に足を運んでより良い革作りを探求しています。
急な雨でも安心の撥水加工

本来水に弱いとされている牛本革ですが、ビジネスレザーファクトリーの商品に使用している牛本革は、吸水率が低くはっ水性に優れており、安心して長くお使いいただけます。
JIS K-6557-11におけるはっ水性の測定試験では、雨傘や晴雨兼用傘などの合格基準よりも高い「4級」を取得しています。
※試験実施した試料についての試験結果になります
革の個性について
人の皮膚が一人一人違うように、動物の革にも個性があります。私たちはそれこそが天然である証だと考え、そのような個性を活かすような加工を心がけています。天然素材の証、革の個性としてお楽しみください。
皮膚の下にあった血管の跡が革に残る特徴を指します。
これは、革の表面や裏面に現れ、葉脈や稲妻のような模様を形成します。特に、ナチュラルな風合いの革では、血筋がはっきりと確認できます。
血筋は革の表情の一部として自然に取り入れられ、クオリティや美観を損なうことなく、革の個性として認識されています。
また、血筋は天然皮革にしかない模様であり、本物の革であることの証です。
革の表面にできるシワやしわ模様を指します。これは、動物の皮膚が持つ自然な特徴であり、革を加工する過程でそのまま残ることがあります。シボは革の表情を豊かにし、独特の風合いを与えます。
革の表面に現れる筋模様やストライプ状の模様を指します。これは、革の加工や染色の過程で生じることがあり、特に革製品のデザインや装飾として活用されることがあります。
トラ模様は、革製品に独特の個性やアクセントを与えることがあります。
色ムラ
革製品の表面に見られる色のばらつきや不均一さを指します。これは、革が天然素材であるために生じる自然な特徴であり、革の加工や染色の過程で起こることがあります。
色ムラは革製品の魅力の一部として認識され、自然素材ならではの美しさを引き立てる要素として重視されます。
人間と同じ様に、牛にもホクロがあります。もちろん、その箇所は千差万別。中には黒い小さな点も見られますがこれも天然の証のひとつです。
エンボスレザーへの想い

2023年の7月よりビジネスレザーファクトリーは、革の表面に凹凸加工を施した「エンボスレザー」を全ての商品に取り入れました。
天然素材である牛革はほくろやきず、血管などの有無により、商品として使える部位使えない部位に分かれてしまい、革の廃棄が生まれています。
エンボス加工によって傷やよごれが目立ちにくくなり、革の使用できる部位を増やすことができ、廃棄革を大きく削減することができます。
限りある資源を無駄にしたくないという想いも込めて、エンボスレザーを採用しています。